中途半端な戦争映画 Netflixオリジナル『ウォーマシーン 戦争は話術だ』感想/ネタバレ

近年グングン勢いを増すNetflixオリジナル作品。今年はカンヌのコンペティションに2本選出されるなどその勢いはとどまるところを知りません。

そんな中配信されたこの『ウォーマシーン 戦争は話術だ!』

主演は俳優として、またプロデューサーとして確かな実績を積み重ねてきたブラッドピット。

これまでのNetflixオリジナル作品にはここまでの大物が出演しているものがなかっただけに、

「これは大きな流れが来ているな」と主演の名前を見ただけで心が躍り、配信初日に見てみました。

しかし、その結果は…。

戦争映画として凡作と言わざるを得ない作品だと思いました。

日本でも大々的にPRを行い、期待が大きかっただけに…。

それでは以下あらすじなどをどうぞ。

あらすじ

ひとりの将軍の栄光と衰退を通し、軍事力だけでは解決できない現代の戦争の裏側を描き出す。アフガニスタンの駐留米軍司令官に任命された生粋の軍人グレン・マクマホン陸軍大将は、泥沼化する戦争に終止符を打つべく意気揚々と戦地に乗り込む。しかし、ジャーナリストや政治家たちの様々な思惑に振り回されるうちに、事態は混迷を極めていく。

スタッフ

監督
デビッド・ミショッド
製作
ブラッド・ピット
原作
マイケル・ヘイスティングス

キャスト

  • ブラッド・ピット
  • トファー・グレイス
  • エモリー・コーエン
  • ジョン・マガロ
  • スクート・マクネイリー
  • アンソニー・マイケル・ホール
  • ティルダ・スウィントン
  • ベン・キングズレー

作品データ

原題 War Machine
製作年 2017年
製作国 アメリカ

戦争は話術だ!という邦題

ブラッド・ピットの映画製作会社プランBとNetflixの共同製作映画で、ピット自ら製作・主演を務めた戦争ドラマ。

観た後に調べて知ったのですが監督・脚本を務めるのはあの『アニマル・キングダム』のデビッド・ミショッドだったのですね!

『アニマル・キングダム』と言えばタランティーノがその年のベスト3に入る映画だ!と豪語したおかげで軽くヒットした作品で、僕もその口車に乗せられて観に行ったと記憶しています。

犯罪一家を描いた物語でサスペンスフルでとても好きでした。

その監督がこういう大作を撮ることになったのはとても喜ばしいことでありながら、あの作風からなぜこんなことになってしまうのか残念でありません。

Netflixオリジナル作品といえばお金は出すけど口出しはせず、作家がやりたいことを自由にできるというのが売りのはずで、今回プランBが製作に携わっていること、また原作モノであることの悪い影響が出たのではと個人的には思っております。

これは日本版だけの問題ですが「戦争は話術だ!」という副題。

確実に必要ないものだったと言わざるを得ません。

この副題が映画を補完しているわけでもないですし…。

劇場でかかる映画であれば動員のために少しでも引きのあるタイトルにするのはわかるのですが、Netflixでもそういった邦題問題が発生するのかと非常に残念です。

戦争映画として

そして本作で最も残念なのが戦争映画として中途半端なこと。

戦争映画として最も重要なアクションシーンはほんちょびっとしかなく、じゃあその代わりに話術で対抗しているのかというとブラッドピット演じる主人公の論法はちょっとちぐはぐだったりします。

せめて主人公が圧倒的に口げんかの強いキャラクターだったりすればまだ楽しめる余地もあったと思いますがそれもなく、本作における唯一の見どころはほんの少しの出演ながら圧倒的な存在感を放つティルダスウィントンが大将の揚げ足をとりまくる場面くらいでしょうか。

こういうのを見せられると本作の敗因は脇役の力不足にあったような気がしてしまうし、

同じくNetflix製作でティルダスウィントンが出演している6月28日(水)から配信開始の『okuja』が楽しみで楽しみで仕方なくなってしまい、もうこの映画のことなどどうでもよくなってしまうのです。(笑)

『okuja』の監督はポンジュノだし、ティルダスウィントンの他にジェイクギレンホール、ポールダノも出演するとあってもうこれは間違いなく面白いんだろうなと。

カンヌのコンペにも選ばれてますし。

あぁ、『okuja』楽しみだなー!

『ウォーマシーン』のおすすめ度

☆5/10

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