ベンアフレックは次のイーストウッドになれるのか?映画『夜に生きる』あらすじ/感想/ネタバレ

アカデミー賞を受賞した「アルゴ」以来となるベン・アフレックの監督作で、「ミスティック・リバー」やアフレックの初長編監督作「ゴーン・ベイビー・ゴーン」でも知られるデニス・ルヘインのノワール小説を映画化した犯罪ドラマ。

『アルゴ』以来の監督作となれば映画ファンとしては当然注目せずにはいられない作品であろうととても気になっていた作品です。

ベンアフレックが次のイーストウッドになれるか否かを左右する作品と言っても過言ではないと思っていました。

昨日観た『マンチェスターバイザシー』では弟のケイシーアフレックがとても頑張っていたので兄貴も頑張れよー!といった想いを抱きながら観に行ってきました。

それでは以下あらすじなどをどうぞ!

あらすじ

禁酒法時代のボストンで厳格な家庭に育ったジョーは、警官幹部である父に反発し、ギャングの世界に足を踏み入れていく。ある日、強盗に入った賭博場でジョーはエマと出会い、やがて2人は恋に落ちる。しかし、エマは対立組織のボスの娼婦で、超えてはいけない一線を超えてしまったジョーの運命は大きく狂わされていく。

スタッフ

監督
ベン・アフレック
製作
レオナルド・ディカプリオ
ベン・アフレック
原作
デニス・ルヘイン
脚本
ベン・アフレック
撮影
ロバート・リチャードソン

キャスト

  • ベン・アフレック ジョー・コフリン
  • エル・ファニング ロレッタ・フィギス
  • ブレンダン・グリーソン トム・コフリン
  • クリス・メッシーナ ディオン・バルトロ
  • シエナ・ミラー エマ・グールド
  • ゾーイ・サルダナ グラシエラ
  • クリス・クーパーフィギス本部長

作品データ

原題 Live by Night
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 129分
映倫区分 PG12

良く言えば重厚、悪く言えば地味

本作の率直な感想を言うと「よく言えば重厚、悪く言えば地味」でした。

思っていた以上に長い時系列を扱っている話でありながら大きな変化もなく急に時が経っていたりするためにちょっと分かりずらい。

時が経っても風貌が変化するわけでもなく、さらにはこの主人公ジョーコフリンがそんなに大きな変化を望んでいる人間ではなく細く長くやっていこうとする人間ということがこの物語をそのような展開にしているのだと思います。

ただし、エルファニングが出てくるようになってから少しずつ面白くなっていきます。

単純に彼女がいると画が持ちますよね。笑

『ネオンデーモン』の時も思いましたがやっぱり彼女は特別な清廉さを持っているように感じます。

本作でのエルファニングは主人公の事業を阻んでいく役なのですが、それによって終盤のある重大な展開につながっていくというとても重要な役を担っていました。

そしてそのある重大な展開がとても素晴らしいのです。

少々地味で物語の進行もゆったりとしている本作においてすべてが集約されるそのシーンはやはり必見であるとともにギャング映画愛に溢れているシーンだったと思います。

そのシーンがあったおかげで本作は中々に見ごたえのある作品へと昇華されていったと思います。

ベンアフレックはイーストウッドになれるのか…?

イーストウッドはまだまだ健在ですがいつまで撮り続けてくれるかわからない。

そういう日がいつか訪れてしまうことは抗い様のないことなわけです。

その中で監督もできて主演もできる人材というのはまだあまり出てきていないように思え、やはり筆頭はアカデミー作品賞も獲っているベンアフレックになってくるかなーと思わざるを得ない中での本作。

原作も『ミスティックリバー』と同じ原作者ということでその期待は膨らみました。

本作を見てみて思うのは俳優としての魅力はやはりイーストウッドに遠く及ばないというか、ベンアフレック単体で見るとそこまで魅力的には映らないという風に個人的には思ってしまいました。

まぁじゃあどうすればいいのかというのはちょっと僕にはわかりませんが。笑

ただ本作のポスターにもなっているメインビジュアルのシーンはやはりとても良く、光を放っていたように感じたので見どころは多分にある役者さんだろうとは思います。

さて、ベンアフレックがイーストウッドになれるか否かですが、今回は保留とさせてください。笑

今回5年ぶりの監督作ということでちょっと間が空きすぎたかなぁと。

もっとコンスタントに撮り続けることが出来れば名監督になっていく可能性は十分にあると思います。

まとめ

これは余談ですが『マンチェスターバイザシー』でも本作『夜に生きる』でも兄弟にまつわるエピソードが出てくるのですが、これは偶然なのでしょうかね?

特に『夜に生きる』はちょっと無理くり感があったのでベンアフレックが無理やりねじ込んだような気がしないでもないです。笑

ギャングモノの映画が好きだという方はもちろん、ベンアフレック監督作を好んで見ている方には文句なくおすすめできる作品なのではと思いますし、

まだ監督作がそんな多くない今の内からしっかりベンアフレックを抑えておくと将来名監督になったときに自慢できるかもしれませんよ。笑

僕が見た劇場では公開2日目にも関わらずガラガラで5人くらいしかお客さんがいなかったので、ぜひもっと多くの方に見てほしいなぁという所存でございます。

ぜひ劇場で!

おすすめ度

☆8/10

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