瀬田なつきという才能に出会おう!映画『PARKS』感想/ネタバレ

あらすじ

井の頭公園の脇にあるアパートでひとり暮らしを送る女子大生・純の部屋に、見知らぬ女子高生ハルが突然訪ねてくる。ハルは亡き父親について小説を書くため、父親の元恋人である佐和子という女性を探しているのだという。ハルを手伝うことにした純は、佐和子の孫トキオから彼女が既に亡くなったことを知らされる。数日後、トキオが祖母の遺品の中からオープンリールテープを発見し、再生してみるとハルの父親たちによるラブソングが収録されていた。感動した純たちは、テープが劣化して途中までしか聞くことができないその曲の続きを自分たちで作ろうとするが……。

スタッフ

監督
瀬田なつき
脚本
瀬田なつき
撮影
佐々木靖之
録音
高田伸也
編集
瀬田なつき
音楽監修
トクマルシューゴ
エンディングテーマ
相対性理論

キャスト

  • 橋本愛 吉永純
  • 永野芽郁 木下ハル
  • 染谷将太 小田倉トキオ
  • 石橋静河 山口佐知子
  • 森岡龍 晋平
  • 佐野史郎 井上教授
  • 長尾寧音 理沙

作品データ

製作年 2016年
製作国 日本
配給 boid
上映時間 118分

公園に想いを馳せる

東京・吉祥寺の井の頭恩賜公園の開園100周年を記念して製作され、橋本愛、永野芽郁、染谷将太が共演した青春音楽ドラマ。

同公園と吉祥寺の街を舞台に、50年前に作られた曲に込められた恋人たちの記憶が、

現代に生きる3人の若者たちの夢につながっていく様子を描いた作品です。

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』や『5windows』の瀬田なつき監督がメガホンをとり、ミュージシャンのトクマルシューゴが音楽監修を手掛けている作品です。

以前井の頭線沿いに住んでいたのにもかかわらず、井の頭公園に行ったのは3回ぐらいしかない僕ですが、

それでもやっぱり素敵な公園だよなぁと思える井の頭恩賜公園。

最近では『火花』の舞台としても幾度となく登場した公園でもありますが、

本作でもまたその魅力を十分に伝えてくれています。

中でも最も印象的なのは最初と最後の桜のシーン。

こんなにきれいに咲き誇るとは全く知らなかったので、とても驚かされるともに、

もう少し早く知れていたら見に行ったのにーと悔しい気持ちになるほど美しかったです。

来年は絶対行ってみようと思います。

瀬田なつき監督の才気ほとばしる世界観

本作で個人的にとても感慨深かったのは、

本作が吉祥寺映画、音楽映画である以前に「瀬田なつき監督の最新作」であることを証明するかのような語り口や編集で溢れていたことでした。

まさかここまで作家性を押し出しているものになっているとは露ほども思っていなかったので、

とても嬉しい気持ちになりながら鑑賞していました。

と言いつつも僕は過去作は観ているものの、

瀬田なつき監督作品をそこまで崇拝しているかというとそんなことはなく、

『5windows』は結構好きかなーぐらいの感覚だったのですが、

本作を見て、改めて瀬田なつきという映画監督が独自の表現を持ち得ている方なのだということを認識させられた次第でございます。

ここまで才気ほとばしる作品になったのも監督・脚本・編集をすべて監督自身でこなしているからだろうと思うし、

彼女にすべて託したこの企画は非常に偉いと思います。

(まぁただ、脚本は決して上手いと言える構成ではないのでそこに引っかかる人にとってはきついかも…。笑)

『嘘つきみーくん』でも見られたカメラ目線演出は健在でした。

っていうか橋本愛ちゃんに見つめられたらもう…!笑

主要キャスト3人の居心地よさ

本作における見どころの一つは主要キャスト3人の居心地の良さ!

これに尽きると思います。

ほら、とっても楽しそうでしょ!笑

そしてその中でも永野芽郁ちゃんがとてもいいんですよねー。

果てしなく可愛いんですよねー。笑

今までの彼女の出演作で見たことがあるのは『俺物語!』くらいなのですが、

そのころと比べてもかなりいい女優さんになってきているのではと感じさせるものがありました。

なんていうか一つ一つの所作に彼女の魅力が詰まっているとでも言いましょうか。

こんな感じの手の動きとか。

あと、画像はありませんがちょっと怒ったような表情を見せる瞬間などがとてつもなく可愛いんですよね!

それを見るだけでも劇場に観に行く価値は十分にあると思いますよ!笑

まとめ

万人におすすめする作品かといえばそうではないし、

若干癖は強い作品ではあると思います。

でも、瀬田なつきという人が持つ作家性にハマることができれば十二分に楽しめる作品だと思いますし、何より井の頭公園に行ってみたくなる。そんな映画であることは間違いないです。

ただ、音楽映画としてこの映画を楽しみにしている方にとってはちょっと肩透かしを食らう可能性があるのでご注意ください。

なんにせよ、この作品で多くの人に瀬田なつきという才能に出会ってほしいです!

(瀬田なつきって何回書くねん!笑)

気になっている方はぜひ劇場へ行こう!

おすすめ度

☆7.5/10

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク