別れの季節は切なくて『火花』第9話 感想/ネタバレ

あらすじ

お笑い番組レギュラーの話が立ち消えになり、瞬く間に落ち目になるスパークス。

心折れそうになる山下を必死に励まし続ける徳永だったが、ある日…。

別れの季節

今回はあらゆる別れが凝縮された回でした。

相方との別れ、事務所の人たちとの別れ、お笑い芸人という職業との別れ。

さらには、昔バイト先で一緒だった美容師の子との別れや、

これは主人公の話ではないですが、喫茶店のマスターと娘との別れとおぼしき風景も描かれていました。

今回からは1話も担当していた廣木監督が再び演出を担当したわけですが、

この別れを描くのにあたって毎度タッグを組む鍋島カメラマンとの名コンビぶりが冴え渡っていたように感じました。

長回しを多用した撮影

このシリーズ中監督が代わってもずっと鍋島カメラマンがカメラを担当してきていたので、

大きく異なるわけではないのですが、今回は特に長回しの画が冴え渡っていたように感じました。

劇場終わりにエレベーターに乗って、外にはファンにサインする鹿谷がいる。

そそくさと帰る山下の姿をバックにやってくるプロデューサー。

番組に選ぶことが出来なかった罪滅ぼしか徳永を飯に誘うプロデューサー。

始めは行こうとしていたが途中で辞退し帰る徳永。

この画をワンカットで撮り切るのにはちょっと驚きましたし、

偽りのない時間が流れていてとてもいいなぁと思いました。

鹿谷のファン役で『さよなら歌舞伎町』にもご出演の我妻三輪子さんがこっそり出ていたのも良かったです。

あとは、解散を切り出すシーンですね。

解散を切り出すまでの間がとても適切で、

部屋の中という制約がある中できっちり捉えるところを逃さず捉えていた素晴らしい長回しだったと思います。

そしてラストの留学を告げられるシーン。

去って行くあゆみ側を中心に捉え、最後に徳永を映すショット。

最後の徳永の走りはちょっとわかりやすすぎる行動なのでマイナスポイントではありますが、

おそらくクレーンを用いながら道を封鎖してまで撮ったであろうこのシーンは、

テレビドラマではなく映画に近いこの現場だから撮りえたものなのだろうと思わされました。

まとめ

その他素敵なシーンが多々あって、改めて見ると見どころがたくさんあった回だったのだなぁと思わされるとともに、

スパークスがこれまで歩んできた時間を想うと思わず泣きそうになってしまう瞬間が多々ありました。

でも、涙は次回のラスト漫才まで取っておいて、

その時に思う存分泣いていただければと思います。

僕は配信開始当時一気に見たからこその高ぶりがあったと思っているのですが、

9話と10話の間が1週間空いてしまうというのはどうなんですかね?

エモーションが失われてしまうような気がしてならないのですが、まぁいいや。

次回、最終回です!お楽しみに。

それでは!

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