Netflix『13の理由』カセット7:A面(最終話) 感想/ネタバレ/結末

最終話あらすじ

ハンナは生活指導担当のボーダー先生に助けを求める。

クレイは新しく録音したテープを再生し、トニーに聴かせが…。

13の理由

今回は最終話ということでまずはじめにハンナが自殺に至った「13の理由」を簡単にまとめて見ようと思います。

1.ジャスティンに写真をバラまかれたこと

2.ジェシカがアレックスと付き合い始めたこと

3.リストが回されたこと

4.タイラーに盗撮されていたこと

5.コートニーに裏切られたこと

6.バレンタインにマーカスにからかわれたこと

7.ザックにメモを盗まれていたこと

8.詩を勝手に載せられたこと

9.ジェシカとブライスの現場を目撃してしまったこと

10.事故の原因を作ってしまったこと

11.クレイとの関係

12.ブライスに無理やり…

そして、今回語られる理由が

13.先生が話を聞かなかったこと

となります。

こうやって並べて見ると大きな原因と思えるのは9.10.12だと思うのですが、

1がなければ恐らくその後のことも起きなかったと思うし、

っていうか1でバラまいたのもブライスの悪ふざけから起きたことですし、

結局9割方ブライスが悪いのではと思わないでもないですが、(笑)

ハンナから言わせればみんな同様に悪であるということなんでしょう。

(クレイを除く)

先生の対応

さて、先ほども挙げたように今回語られる理由は先生が話を聞かなかったことでした。

ハンナが生きる最後の希望としてカウンセラーの先生を選んだ。

しかし、この先生終始熱心に行動しているように見えて問題の解決をしようとは全くしてくれず、

むしろことを大きくしないというに注力しているように感じました。

確かにアメリカのみならず日本でも事なかれ主義な人は増えているのだろうとは思いますが。

そういう時代なんですかね。

先生との対話の中でハンナはブライスの名前を出すことを頑なに拒否します。

名前を言わないことには何もできないという先生の訴えもよくわかりますが、

名前を言っていたところできっとなにもしなかったであろうことが伺える姿や、

クレイにハンナの事実を聞かされ涙する場面でもどこか本心で泣いているようには見えない佇まいが印象的でした。

トニーの決断

前回の最後にクレイがブライスの家に行って殴られたのにはわけがありました。

それはブライスの自白を録ること。

結果としてめちゃくちゃ殴られたけど、それはしっかりとカセット7:B面に刻まれていました。

これにより少しばかりではありますが、ハンナに録音機材を貸したトニーの罪の意識みたいなものが、

同じように貸したクレイによって上書きされたように感じて良かったと思います。

14番目のテープの効果かトニーはある決断をし、ハンナの両親に会いに行きます。

僕はこの決断はきっと間違っていないと思います。

この事実を知らないままではハンナの両親は絶対に乗り越えていくことが出来ないだろうし、

聴いていくのはきっと物凄く辛いことだろうとは思いますが、きっとこの人たちなら乗り越えていけるだろうと思わせるラストだったと思います。

ハンナの最期

今回最終話にして本作中最もショッキングとも言えるシーンが出てきます。
それはハンナの自殺シーンです。

浴槽で自らの手首を切る。それだけで相当にショッキングな場面ではあるのですが、

それ以上にそれに遭遇してしまう瞬間の母親の姿がとてつもなく胸を打つのです。

本作中における1番の名シーンだったと思います。

なんでハンナはこんなに近くに大切に思ってくれている人がいることに気づけなかったんだろうと本当に悔しい気持ちになりました。

この母親の想いが届くことが永遠になくなってしまった。

そんな悲痛さに満ち溢れてたように感じました。

誰もが誰かの子どもであって、

親に守られて生きているというどうしようもない事実。

一見少し過剰にも思えるようなクレイの母親の愛情も、

このハンナの最期のシーンを見せられると、

なにひとつ過剰ではなく、親として当然の愛情なんだということが伝わってきました。

でもそれはここにきて急に描かれたことではなく、

この物語を貫く1本の筋として全話を通してしっかり語られてきたことでもあったことに気づいてハッとさせられたのでした。

全編素晴らしい脚本と演出だったと思います。

もう彼らには会えない

「そうか、もう彼らには会えないのか…。」

これが僕の全話鑑賞を終えたあとに浮かび上がってきた率直な感覚でした。

こんな感覚を抱くのは『ソーシャルネットワーク』を初めて観た時ぶりです。

一緒にテープを聴きすすめていくうちに、彼らがまるで自分のスクールメイトであったかのような錯覚に陥り、

まるで自分の間近で起こっていた出来事のように感じることが出来ました。

それもひとえにそれぞれのキャラクターの良さや、すみわけがしっかりできていたからなんだと思います。

ハンナを演じたキャサリンラングフォードやクレイを演じたディランミネットを始め、

トニーやジャスティン、さらにはスカイ(演じていたのはなんとケビンベーコンの娘、ソジーベーコン!)

までもがとてつもなく愛おしいです。

彼らの今後の活躍とまた他の映画やドラマで出会え可能性があるということにとてもワクワクしております。

ただし、ブライス!お前だけは絶対に許さないからな!笑

まとめ

以上本当に刺激的で見ごたえのあるドラマでした。

クレイが全然聴かないせいで中盤までの展開がやや停滞気味な感は否めませんが、笑

見始めると終盤の展開に圧倒されること間違いないです。

最終的な展開として決して明るい話ではなく、基本的にはみんな人生を乱されていくのですが、

その中にあるほのかな希望を感じることが出来る作品なのではないかと思います。

もしこれを読んでいて、未見の方がいらっしゃいましたらぜひご覧いただければと思います!

それではこれにてNetflix『13の理由』についての記事は最後になります。

また別の記事でお会いしましょう!

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