やっと来た!待望の沖田監督演出回!『火花』第5話 感想/ネタバレ

あらすじ

観客投票によって順位が決まるお笑いイベント「渋谷オールスター祭」で、スパークスとあほんだらは、共に完成度の高いネタを披露するものの…。(監督 沖田修一)

原作小説を読んで…

第4話と第5話の間に今まで読んでこなかった原作小説をようやく読みました。(今更…。笑)

読んでみてびっくり、ドラマ版は原作小説ほぼそのままだったのです。

いや、原作の中からドラマ化に必要なエッセンスを抽出してより純度の高いお笑いの世界を描いた物語として仕上がっていると思いました。

近年こんなに原作と映像版が親和性を持って完成された作品はなかったのではないかと思える程の完成度です。

詳しくはまた書評として記そうと思いますが、読んでから観ても観てから読んでも同等に楽しめるものになっていると思うのでぜひ手に取ってみてください。

ついに登場沖田監督

5話と6話は『南極料理人』『横道世之介』『モヒカン故郷に帰る』などの沖田修一監督演出の回です。

改めて見てみると沖田監督らしい演出が随所に散りばめられている回で、

沖田監督ファンが見ると思わずニヤニヤさせられてしまうこと必死です。

特に子どもの演出は個人的に是枝監督と並ぶほど上手いと思っていて、

(上手さのベクトルは全然違いますが。)

今回も子役の一挙手一投足に笑わせてもらいました。

バッティングセンターのシーンとか最高ですよね。

大人のくだらない遊びが気になって仕方ない子ども。

コーデュロイパンツの会話を続ける大人を不思議がる子ども。

こういった子どもの無邪気さの面白さには大人はどうやっても敵わないなと感じさせられます。

お笑いのシビアさ

今回で初めてスパークス、あほんだらのネタが全編まともに披露されます。

しかもその2組だけでなくその他の芸人の芸風も一緒の流れで流すことによって自然とスパークスとあほんだらがその界隈でどういう位置に属しているのかが浮かび上がってくる構成がとても上手いなと感じました。

スパークスのネタも当初のインコのネタより格段に面白くなってきていて芸人としての実力を確実につけていっているところが親心に嬉しくなったりします。笑

ただ、面白いネタを披露したからといって必ずそれが観客からの高評価に結び付くわけではなく、

キャラクターの面白さであったり、その他の要因が関わってきてしまう難しさを描いていたのも興味深かったです。

今回出てきた鹿谷というキャラクターも実在したら面白いかどうかはわかりませんが、というかちょっとすべってましたが、

小説版を読む限りもっと狩野英孝のようないじられ要素をもったキャラクターというイメージで考えると伝わりやすいかもしれません。

(今、狩野英孝はちょっとあれですが…。笑)

鹿谷の芸に対して楽屋の芸人たちが全く笑っておらず、対照的に一緒に観ている警備員さんだけ笑っているという図は非常に面白かったです。

これも沖田監督っぽさが強い演出だったと思います。

次回も沖田監督回!

次回も沖田監督演出回ですが、

そっかぁ、あの回なのかー。

思い出すだけでなんだかしんみりしてしまうというか、個人的にある種の分岐点になるような回だと思っています。

特にあほんだらの神谷にとって。

ただ、そのしんみりとするシーンをそうならないように描く沖田監督の演出がやはり楽しい回でもありますのでぜひお楽しみにー!

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