Netflixオリジナルドラマ『火花』第4話 感想/ネタバレ

あらすじ

バイトと舞台を掛け持ちしていた徳永は、幼少期に憧れた大師匠の訃報を知る。いてもたってもいられず、相方の山下をネタ合わせに呼び出すのだが…。

第3話に続いての白石監督回。

再見する前に今回で最も印象として残っていたのは渡辺大知さんの歌う「空に星が綺麗」だと思っていたのですがそのシーン以外にもたくさん印象的なシーンが詰まっている回でした。

徳永のバイト先

まず第一に徳永のバイト先のシーンです。

あの昔芝居をやっていたという店長もいいキャラクターだったので印象に残っていたのですが、より一層濃い印象を残していたのは同僚役の松永拓野さんでした。

見た瞬間からなんだかすごい嫌な感じを漂わせ、案の定すごく嫌なやつというね。笑

あんな奴がいるバイト先では絶対に働きたくないなと心の底から思った次第でございます。しみじみと。

松永さんは白石監督の最新作『牝猫たち』にも出演しているのですがこちらでは嫌な奴っぽいけどいい奴という役どころを演じているので『火花』で気になった方はぜひ見てみてください!

(ちなみにあほんだら神谷の相方役とろサーモン村田さんも芸人役でご出演しております。)

憧れの芸人

主人公が幼いころ憧れていた芸人として夢路いとし・喜味こいしが実名で登場します。

これは恐らく又吉自身が憧れの芸人という解釈でいいのかな?

僕も小さいころにあの「鍋」のネタを見た記憶があります。

その幼いころ憧れていたというエピソードに付随して今の相方にイライラしてしまうという展開がありますが、

相方からすると「急になんやねん…。」という感じだったのでしょうね。

どちらかに肩入れさせ過ぎることなく双方の気持ちがよくわかるようにバランスよく作られたいいシーンだったと思います。

でも相方のあの唾を垂らす感じはものすごく不快でしたが。笑

多少デリカシーにかける人だということを的確に表していたワンアクションでした。

人付き合いも仕事も器用にこなせてしまう相方にばかり仕事が来るようになりだんだん焦りを感じ始めてしまう徳永の姿が印象的な回でもありました。

同じく夢を追いかけた人の挫折

また、同じく夢を追いかけていた人が東京を去ってしまうという寂しさを感じさせるシーンもありました。

同じアパートに住み、特に親しいわけではないが同志として助け合っていたミュージシャン志望の彼が、父親が倒れるという理由のために諦めて帰らざるを得なくなってしまった。

そんな役を演じる渡辺大知さんのはにかむような笑顔がなぜだかとても沁みて、街中で偶然遭遇して一緒に飲むシーンはとても心地よかったです。

そして彼が最後に帰省するバスの前で歌う曲が斉藤和義の「空に星が綺麗」。

彼が歌うこの曲を聴いていると歌詞の中に出てくる「懐かしいあの公園」がなぜかスパークスがネタ合わせをしているあの公園として頭の中に浮かび上がってきました。

いつかきっとあの公園が懐かしいものとして思い返されるものになっていくんだということにハッと気づかされ、さまざまな想いが詰まった素敵な曲だなと改めて感じさせてくれました。

このふたりがもう会うことはないのかもしれないけど、家を後にするときに偶然出会えてちゃんとお別れできて良かったね。

そしてお互い頑張れよと、エールを送りたくなるそんなシーンでした。

それぞれの人生に大きな変化を及ぼす関係ではないけど、そんな些細な事柄の描き方がこのドラマは一貫して素晴らしいです。

ベースとしての小説に幹がしっかり通っているからなんでしょうね。
色々な監督がその幹を引き継いで紡いでいく様はとても見応えがあります。
今後もぜひ継続してご覧ください!

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