いまだかつてないほどのエロティックとサスペンスの融合!いや、エロ多めか…? 映画『お嬢さん』 感想/ネタバレ

あらすじ

「オールド・ボーイ」のパク・チャヌク監督が、イギリスの人気ミステリー作家サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案に、物語の舞台を日本統治下の韓国に置きかえて描いたサスペンスドラマ。1930年代、日本統治下の韓国。スラム街で詐欺グループに育てられた少女スッキは、藤原伯爵と呼ばれる詐欺師から、ある計画を持ちかけられる。それは、莫大な財産の相続権を持つ令嬢・秀子を誘惑して結婚した後、精神病院に入れて財産を奪い取ろうというものだった…。

スタッフ

監督
パク・チャヌク
原作
サラ・ウォーターズ

キャスト

  • キム・ミニ 秀子
  • キム・テリ スッキ(珠子)
  • ハ・ジョンウ 藤原伯爵
  • チョ・ジヌン 上月
  • キム・ヘスク 佐々木夫人
  • ムン・ソリ 叔母

作品データ

原題 Ah-ga-ssi
製作年 2016年
製作国 韓国
配給 ファントム・フィルム
上映時間 145分
映倫区分 R18+

橋本環奈主演『ハルチカ』を鑑賞した20分後に鑑賞した本作。

現代青春映画からエロティックサスペンスまで間口の広い筆者です。笑

客層が全く異なっていて若い子皆無でした。

ただ本作『お嬢さん』は単なるエロティックサスペンスとしてではなく、あの『オールドボーイ』の監督パクチャヌクの新作とあって映画的な完成度にも期待が高まる作品としてとても楽しみにしていたのでした。

決してエロ目的ではないことをここに記しておこうと思います。笑

パクチャヌク監督

パクチャヌク監督の前作『イノセントガーデン』は監督が初めて韓国を離れアメリカで製作したミアワシコウスカ主演のサスペンス作品でした。

しかしこちらは「ミアワシコウスカはきれいだけれども…」

というあまりいい作品とは言えずがっかりしたのを覚えています。

そして本作は韓国に戻ってきての満を持しての新作。

しかもカンヌ映画祭のコンペティション部門でも上映された作品とあってある一定の水準はクリアしていることが予想されるためほとんど前情報を入れずの鑑賞となりました。

原作小説

見る前にちらりと見たチラシの端に書かれていたこのミステリーがすごい第1位という見出し。

どうやらこの映画が原作ものでさらにその原作はミステリーとして非常に評判の高いものであるということが分かり俄然楽しみになりました。

原作はウェールズの作家サラ・ウォーターズの「荊の城」という作品で舞台設定がヴィクトリア朝から日本統治時代の朝鮮に変更されているとのことです。

この大胆な舞台設定の変更はとても難易度の高いものに思われますが、

『オールドボーイ』で日本の漫画原作の舞台を韓国に置き換えて成功させたように今回も見事に世界観を構築していたと思いました。

本作では全体の3分の1くらいが日本語の台詞になっていて日本人からすると「韓国人がしゃべっている日本語」としてしか聞こえない部分があるのですがそんなことお構いなしになるくらいにストーリーが引き込んでくれますのでご安心ください。

さて、本編の内容に入っていきたいと思います。

僕が見終わって素直に感じた感想を言えば、

『これぞ、パクチャヌク!そしてめちゃくちゃエロイ!』

でした。

上の画像のように中々の衝撃作と言って差し支えない作品だと思います。

『オールドボーイ』をはるかに凌ぐかどうかは正直微妙ですが、お話としての面白さはさすがこのミステリーがすごいで1位になっているだけはあるなと感じました。

1章2章3章と章分けされているのですが、まず1章の終わりに驚くべきある仕掛けが施されていてそこからストーリーにグイグイ引き込まれていくと思います。

時代設定と拙い日本語にちょっと見づらいなと思っていても必ず引き込まれると思いますので少々我慢してご覧になることをおすすめします。

R指定について

今回何の気なしに観に行ってしまったのですがこの作品「R-18指定」の作品だったのですね。

18歳を越えるといちいちそんなことを気に留めることもないので気づきませんでした。

そんな中でもこの作品は特に終盤がめちゃくちゃエロティックです。

もうどうしようもないぐらいエロティックです。

僕が劇場で今まで観た映画の中で最もエロティックかもしれないと思わずにはいられないほどエロティックでした。

このシーンとかもうほんとに…!

あの玉の行方とかほんとに…。

子どもは見ちゃダメ!

ダメ絶対!笑

っていう感じなのです。

パクチャヌク監督は完全にド変態ですね。

いいぞ!もっとやれ!

バイオレンス描写

本作はエロティック描写が多めなのですが、

その中にもしっかりとパクチャヌク監督お得意のバイオレンス描写というか拷問描写が盛り込まれていてその辺のポイントも非常に高かったです。

このシーンなんか「ほんとにやめて差し上げてー!」と思い目を背けながら、心の中では「いいぞもっとやれ!もっとだ!!」ってな感じでした。笑

やっぱり韓国映画にはこういう描写がなくてはならないし、

この点において日本映画は足元にも及ばないと改めて感じさせられました。

悔しいけれども…。

まぁ違う分野で勝負していきましょう!

まとめ

韓国回帰後の1本がこのようなエロティック過多な作品であることにはかなり意表を突かれたものの、

ちゃんと見てみるとサスペンス映画としての水準はかなり高いものになっていてとても楽しませてもらいました。

シネマスコープサイズでの撮影はとてもキマっていて劇場で見るにふさわしい画になっています。

気になっている方はぜひ劇場でご覧ください。

「でもそんなエロティックな作品を劇場に観になんていけないよぉ…。」

と言うむっつりスケベな方はDVDになってからおうちでこっそりご覧ください。笑

おすすめ度

☆8/10

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