『山田孝之のカンヌ映画祭』第9話 村上淳 木になる 感想/ネタバレ

あらすじ

映画「穢の森」の愛人・北沢役のキャスティングは、無職の人たちを集めたオーディションを行い、父親役は村上淳にオファーしていた山田孝之。さらに、映画のストーリーでは重要な役割となる「木」のキャスティング会議を行っていたが、候補が定まらず難航していた。一方で、父親役の役作りに励んでいた村上淳だったが、山田は村上に対して、突然ある提案をする…。

木のキャスティングに松重豊、大杉漣、田口トモロヲを挙げている点が『バイプレイヤーズ』と絶妙にリンクしているのは撮影時期的に偶然なのでしょうが凄いなぁと無駄に感心しました。笑

っていうキャスティング案を一気に吹き飛ばして急遽村上淳が父親役ではなく木の役になっていきます。

それが今回のタイトル「村上淳 木になる」なわけです。

首はやめましょうよ、責任取れませんよ、マジで。

という山田孝之は真剣そのものなのですが、いやお前がやらせたんだろと思わずにはいられません。

そこからリハーサルが始まりますが、木を演じている村上淳の姿は僕にはコントにしか思えませんでした。

よくもまぁあの場にいた全員が笑わずにいられたなぁと、本日2度目の関心をしました。笑

芦田愛菜ちゃんもその芝居を受けて「私が歌わなきゃダメでしたね」

と2回目のリハが始まり、

ミュージカル調に即興で歌い出す2人。

ある意味衝撃映像なので価値はあるのですがやはりコントにしか見えない。

でもそれを受けて「ここが森に見えた」という山下監督。

この人もこの人でどこまで本気でやっているのか分からない。

その後神社の入り口のようなところに座りながら村上淳と山下監督が語り合う姿にはとても胸を打たれました。

「インディペンデントの映画こそ好き勝手やっていいはずなのに、どれも似通った作品になってしまう」

そんなジレンマを誰よりも肌で感じている村上淳さんの映画愛は本物だと思います。

首についたあざだけではなく彼の本気度を感じることができる良いシーンでした。

彼の出演しているインディペンデント映画『playback』や『不気味なものの肌に触れる』は傑作なので機会があればぜひ見てください。

という感動もつかの間村上淳は降板させられてしまいます。

理由は歌唱力がないから。

山田風に言うと「歌唱力がキツイ。」とのことです。

確かにね、山田孝之は歌上手いからね…。

ってやかましいわ!笑

芦田愛菜ちゃんとブランコを漕いでいる背景をバックに村上淳の降板を文字処理だけで済ませる編集もナイスでした。笑

そこからの展開は芦田愛菜ちゃんが如何に大人として成長していて、一つの作品に携わる俳優部に彼女が12歳にしてすでになっているという大きな驚きを感じさせるものでした。

今の時代20歳を越えていてもチャラついてろくに作品の携わり方も知らないようなやつらがたくさんいるのにも関わらずですよ!

そんなやつらに愛菜ちゃんの爪の垢を煎じて飲ませたいくらいに素晴らしい考え方の持ち主なんだということを証明してくれました。

山田孝之が1人で暴走していることによって良い作品は作れない。

その通りなんですよ!

気付いてくれ!山田!笑

子役を経たらそこからは中々活躍できない役者が多い中で彼女はつぶれずに成功できるほどのポテンシャルを持っているし役者以外を選ぶならそれはそれできっと成功していくんだろうなと、そう思わせる何かが彼女にはあると気づかせてくれただけでもこのドラマには十分に価値があると本気で思いました。

そして愛菜ちゃんでもおみくじの待ち人欄は気になるのかとなんだか微笑ましい気持ちになりました。

とここで終わりたいのですが、今回はちょっと想像のはるか上を行くことが最後に起こったのでこれは書かずにはいられません。

最後に母親役の人が事務所に現れ、そこで初めてキャスティングが発覚するのですが、その人選がまさか!でした。

確かにちゃんとネタフリは前からしていたのですがそう来るとは露ほども思っておらず爆笑してしまいました。

そして、愛菜ちゃん以外はむさくるしい画面内に彼女が現れると、同じ人間とは思えないくらい美しいんだなこの人はと思わず息を飲んでしまうくらいに美しかったです。

稲垣さんと山下監督の驚き具合も面白かったです。笑

未見の方はぜひ楽しみにご覧ください。

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