岩井俊二監督作『チャンオクの手紙』第4話感想/ネタバレ

あらすじ

専業主婦のウナは、何も手伝わない夫、自分勝手な娘と息子の世話に加え、ほぼ寝たきりの口うるさい義母の介護までしなければならず毎日忙しい。家族の前では大変そうな顔を見せずに家事をこなすウナだったが…。

その時は急に、あっけなく訪れるんです。

これまで世話をしてきたウナには看取ることすらも許されない。

韓国の葬式のルールは分かりませんが、その後の葬式の風景は描かれることなく、義母の荷物の整理をしている場面が映し出され、

夫、娘、息子にそれぞれ宛てた「チャンオクの手紙」が見つかります。

自分に宛てたものがないことに対して怒りとはまた違うとてつもない寂しさを感じたようなウナの表情が印象的でした。

その後の車内のシーンでは4人が家族であるようにはどうしても見えないような気がして、「岩井俊二に家族を描くのはやはり難しいのかな?」などと考えてしまいましたが、

その後の展開を見ていくと全くそんなことはなく、むしろそこからどんどん家族になっていくようでとても新鮮な驚きを感じました。

この作品はこれまでの3話はこの4話までの前ふりでしかなく、4話にすべてが詰まっていると言えると思います。

まぁタイトルである『チャンオクの手紙』自体4話にしか出てきませんからね。笑

岩井俊二監督がここまでシンプルで、なおかつ家族の話を作ったというのは素直に驚きましたし、なにかネクストステージへ進むきっかけになりそうな物語だったと思います。

なによりネスレの企画としてしっかり無理なく成立させているのがとても偉い。笑

本作だけでなく様々な監督が日本以外の国で撮っていくようになればより多様性が出てきて世界が広がっていくのになぁと思わずにはいられない良作でした。

youtubeでさらっと見られますのでぜひ4話まとめての鑑賞をおすすめ致します!

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