岩井俊二監督『チャンオクの手紙』第3話感想/ネタバレ

あらすじ

専業主婦のウナは、何も手伝わない夫、自分勝手な娘と息子の世話に加え、ほぼ寝たきりの口うるさい義母の介護までしなければならず毎日忙しい。家族の前では大変そうな顔を見せずに家事をこなすウナだったが…。

夫は自分の意地のために母親を預かり、義理の姉は施設に入ってもらうしかないんだからね…と言っている。

母親が好きだったケーキの種類も忘れてしまうほどに今はもう愛情が無くなってしまっている。

ここまで育ててもらってきたことなんて忘れてしまったかのように。

それでも義理の母親にとっては大切な子どもであることには変わりなく、帰っていってしまう寂しさに静かにむせび泣いたりする姿はとても切なかったです。

最後にウナが言う「本当の親子にはかなわないな」という一言は母親への嫌味として言っているようでもありながら、本当は自分に対して言っていて、

ウナがそれまで義理の母親に対してどれほどの愛情を注いできたのかが伺える台詞でとてもズシンときました。

ウナのがどういう環境で育ってきたのかはわかりませんが、家に義理の母親が住むようになってから必死で親子になろうと努力して、それでやっとこんな風に嫌味を言ったり言われたりする関係になれたんだと思います。

でもそれ以上になることはできない。

もしかしたら一生なることはできないのかもしれません。

そんなことを悟った瞬間を的確に切り取った第3話だったと思います。

次が最終話ですがこの物語がどういう終着を迎えるのかとても楽しみです。

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