ゼメキスは裏切らない! 映画『マリアンヌ』感想/ネタバレ

あらすじ

名匠ロバート・ゼメキス監督のもと、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールが豪華共演を果たし、過酷な時代に翻弄されながら究極の愛を試される男女の運命を描いたラブストーリー。1942年、カサブランカ。秘密諜報員のマックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは、ある重大なミッションを通して運命の出会いを果たす。それは、夫婦を装って敵の裏をかき、ドイツ大使を狙うというものだった。その後、ロンドンで再会した2人は恋に落ちるが、マリアンヌは誰にも言えない秘密を抱えていた。

スタッフ

監督
ロバート・ゼメキス
製作
グレアム・キング
ロバート・ゼメキス
スティーブ・スターキー
製作総指揮
パトリック・マコーミック
スティーブン・ナイト
デニス・オサリバン
ジャック・ラプケ
ジャクリーン・レビン
脚本
スティーブン・ナイト
撮影
ドン・バージェス
美術
ゲイリー・フリーマン
衣装
ジョアンナ・ジョンストン
編集
ジェレマイア・オドリスコル
ミック・オーズリー
音楽
アラン・シルベストリ

キャスト

  • ブラッド・ピット
  • マリオン・コティヤール
  • ジャレッド・ハリス
  • サイモン・マクバーニー
  • リジー・キャプラン
  • マシュー・グード

作品データ

原題 Allied
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 東和ピクチャーズ
上映時間 124分
映倫区分 PG12

ロバートゼメキス監督の最新作『マリアンヌ』を公開初日に観てきました。

とても素晴らしい映画でした。

ロバートゼメキスと言えばいまだに『バックトゥザフューチャー』や『フォレストガンプ』を代表作と挙げる声が根強いですがその実力は今なお健在で、いやそれどころか現代の技術を自分なりに嚙み砕きながら正当にアップデートすることに成功している監督であると僕は思っています。

前作『ザ・ウォーク』では、すでにやりつくされていると思われていた3Ⅾという表現の中で、表現に溺れることなくしっかりとした人間ドラマとして物語を昇華させていたことはもっと語られてもいいことだと思っています。

そして本作『マリアンヌ』は映像的なギミックに頼ることなく真っ当に人物に向き合うことによって作られたシンプルかつ緊迫のサスペンス映画として本年屈指の1本になるのではと思える出来に仕上がっていました。
見る前は正直マリオンコティヤールの実力を認めながらも、今まで見てきた彼女の出演作が『サンドラの週末』や『エヴァの告白』など良作ではあるものの地味なものだったのでその印象からゼメキス作品でしかもブラッドピットと肩を並べる役柄で大丈夫なのかと少々心配でした。
でもそんな心配はまったく必要なく、この物語を牽引していたのは間違いなく彼女だったと思います。

ブラピとの出会いのシーンから始まる前半と子どもを産んで母になった後半とでは、時間の流れとともに役割が大きく変わってしまう彼女の在り方があったからこそ、主人公がなにを信じればいいのか分からず疑心暗鬼になっていくサスペンスフルな展開が成立しているんだと思いました。

まさかこんなに次の展開がどうなるのかハラハラさせられる物語だとは思っていなかったですし、だからといって奇をてらっているわけではなくトコトンシンプルを突き詰めているからこそ見終わった今でも胸のなかに余韻が広がっています。
唯一納得がいかないのがこの映画の宣伝がなぜかトコトン「涙推し」であることでしょうか。

そんな泣かせにかかっている話でもないし、泣くよりもっと胸が締め付けられるような愛の話であるということを宣伝してもらいたかったなと切実に思います。

時代ものがあまり得意ではなく、時代考証的にわからないところも多々ありましたがそれでもなお伝わる普遍的な悲しい物語として誰にでも伝わる作品だと思います。

こういう映画こそ多くの人に見てほしいと素直に思える作品でした!

ぜひご覧ください!

おすすめ度

☆9/10

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