『東京女子図鑑』第八話・豊洲編『絶滅しない絶滅危惧種』感想/ネタバレ

第八話・豊洲編『絶滅しない絶滅危惧種』

あらすじ

豊洲での生活の中で、仕事でも大きなプロジェクトを抱え、充実した生活と居場所を築いている綾。しかし、外での成功に比べて夫婦生活は少しずつ歯車の噛み合わなさが目立ってくる。どこにも行き場のない苛立ちが積もってくる。仕事の充実とともに家庭も充実・・・とはうまくいかないのが現実である。豊洲に暮らす住人たちも様々。子供の成長を楽しんでいる母たち、子供を持たない幸せを語る妻たち、幸せそうに見られたい女たち、そして綾。真人との結婚生活の中で、子供を持つことへの憧れと、仕事の充実、夫婦の価値観・・・少しずつ自分自身を見失い始める綾だった。。。

マンションのエレベーターで遭遇した元ヤンフリーターと思われる女性を見て大倉さんが言った「女性は元ヤンフリーターでも結婚相手を間違えなければこういうところに住めるから良いよな」みたいな台詞はまぁ確かにそうかもしれないと思いつつも、この人物が無意識に持つ女性に対する蔑みのような感情が透けて見えていたとともに30代後半でマンションを持っていて高収入のこの男がいままで結婚できずに来た理由を的確に表現する良いシーンだったと思います。

今回はこのシーンを筆頭に人が根っこの部分に持つ蔑みのような感覚を上手く抽出した回だったように感じました。

タワーマンションに住んだことによって今までとコミュニティが変わり、会社の同僚などと楽しく会食している時とは違い、よりはっきりとした生活水準の違いが如実に露わになる分心がすさんでいく感覚を追体験するようでした。

あぁ、タワーマンションには住みたくないな。と思わされずにはいられなかったです。(住めないけど。笑)

あんなところに住んでいたら精神を病んでしまいますね。

この物語はテンポが速くて見やすい反面、失敗へ向かう行程をただ踏んでいくだけで、その生活の中にも当然あるであろう幸せな時間というものがすっぽり抜け落ちている印象を強くした第7話、第8話でした。

特に子どもの不必要さについてカメラ目線で熱く語る女性の奥に小雪ちらつく中で楽しそうに遊んでいる子どもと母親を配置しているシーンには

この2話は悪意がより強めかと思いますので気を付けてご覧ください。

と言ってもこのドラマ自体そもそも悪意が強めなのでここまで見てきた人にはまったく無駄な報告かもしれませんが。笑

今回最後に綾はある決断を下します。

まぁ全くもって予想外でもなんでもない決断なのですが人生におけるある種重大なこの決断をあっさりしてしまう人が最近とても増えているような気がします。

その後の展望をしっかり見据えた上で決断に至っているのかは甚だ疑問ですが、というかこの主人公綾に先を見据える能力がないのは明らかですが、じゃあその後に何を見せてくれるのかはとても興味深い事柄ではあるので次の回を楽しみに待ちたいと思います。

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