『山田孝之のカンヌ映画祭』第3話感想/ネタバレ

あらすじ
カンヌ映画祭で賞をとるためのヒントを日本映画大学にて学んだ山田・山下・芦田。
次に三人は、映画制作に必要な資金を集めるために、パイロットフィルムを制作することにした。山田が集めた撮影スタッフとともにパイロットフィルムの撮影が始まる。

パイロットフィルムとは。
という丁寧な説明から始まる第3話。

パイロットフィルムを作るために集めたスタッフの数がまず膨大!

その辺の自主映画でもこんなにスタッフいないよ!というくらいの人数。

しかもチーフ助監督にカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した河瀨直美監督の『殯の森』に参加していたという渡辺さんや是枝作品や河瀨作品のカメラマンを務める山崎裕さんがしれっと登場してくることに笑いを抑えずにはいられない。笑

そして、ワンシーンワンカットのみの撮影である。

普通パイロットフィルムはお金をできるだけ抑えてなおかつ内容を簡潔に提示したものであることが多く、

というかそうあるべきだと思うのだが、

今回の山田孝之はどこからどうやって連れてきたのか分からない熟練者たちと真剣に撮影を開始する。

その姿に戸惑いながら監督という立場ゆえにスタッフたちに指示を仰がれさらに戸惑う山下監督の姿がとても面白い。笑

_DSC2499.jpg

不安そうな芦田さんの表情。

急にパイロットフィルムを撮ると言われても作品のイメージをまだ完全に掴み切っているわけではない山下監督にとってできることはさして多くなく、

結局は山田孝之が演出や指示などを出していくことになる。

その演出や指示を出す光景からはとてもふざけてるようには見えず、

この出来事に山田孝之という人間が本気で取り組んでいることが伝わってくる。

ますますこのドラマが何なのかがわからなくなるとともにあと7回ほど更なる狂った光景に連れて行ってくれると思うと楽しみで仕方がないと思わされながらパイロットフィルムの撮影が終わる。

(山田孝之が演出の中で吐き出す叫び声はなにか大きなものに対する怒りのようにも感じられ、とても良い叫びでした。)

しかし撮り終えたところで終わらないのがこの作品。

画面上では出来上がったパイロットフィルムが流され、終わるとどこか知らない会場でトークショーのようなものに参加している山田。

どうやらその会場のトークイベントで初お披露目したようである。
上映後そのパイロットフィルム『穢れの森』についてやんややんやと語るトークイベント出演者たち。

(このタイトルもふざけているのか何なのか…。笑)

カンヌだから云々かんぬんとそれぞれが語るのですが「あなたはどれだけカンヌのことを知っているんだ」とその語る姿を見ながら思わずにはいられない。

そして山田孝之が話す「あざとくて何が悪い」という言葉に確かにそうだよなと思わされるのです。

その時気づくのです自分がもう山田側の人間になってしまっていることを…。笑
もっともっと訳の分からない深みに俺たちを連れてっておくれ!

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