こんなんじゃなにも掴めねえよ!『太陽を掴め』感想/ネタバレ

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あらすじ
多摩美術大学の卒業制作として手がけた「雲の屑」が東京学生映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した新鋭・中村祐太郎監督が、音楽を題材に描いた青春群像劇。元子役で現在はミュージシャンとして人気を集めつつあるヤット、彼の写真を撮るフォトグラファーのタクマ、タクマの元恋人ユミカ。高校時代からの同級生である3人は、それぞれ複雑な思いを抱えながら日々を過ごしていたが……。ヤット役を「ディストラクション・ベイビーズ」の吉村界人、タクマ役を「悪の教典」の浅香航大、ユミカ役を「ピンクとグレー」の岸井ゆきのがそれぞれ演じる。2016年・第29回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門上映作品。
スタッフ
監督
中村祐太郎
脚本
中村祐太郎
木村暉
プロデューサー
髭野純
撮影
鈴木一博
キャスト
吉村界人
浅香航大
岸井ゆきの
三浦萌
森優作
製作年
2016年
製作国
日本
配給
UNDERDOG FILMS
上映時間
89分
久しぶりにこんなに酷い映画を観た。
中村祐太郎監督の前作『雲の屑』も相当嫌いな1作なのですがこちらはこちらで全く共感できるところもなく、映画と呼ぶにはあまりにも稚拙な作品だと言わざるを得ませんでした。
ハッパ、バンド、写真、レイプ、暴力などなど映画的な記号をただ羅列しただけ。
それはを掘り下げて描くことを避けているのか、それで描けているとでも思っているのかは定かではないですがひたすらに形だけをマネた何かが繰り返されていきます。
そしてなかでも致命的なのがこれからガンガン売れていくであろうバンドのボーカルという設定なのに全く音程がとれておらず、その設定になんの説得力ももたらせていないという点でしょうか。
苦痛でしかたがなかったです。
撮影も全く良くなくて、どんな理由があるのかは知りませんが無駄にシネマスコープの広い画角を選んでいるのに、それにふさわしい画が一度たりとも存在しないという体たらくでした。
『ネオンデーモン』観て勉強しやがれってんだ!
『太陽を掴め』というタイトルも意味不明でどこにもかかっていないし、最後に歌った曲にそれっぽい歌詞は出てくるのですが無理やりとってつけた感がハンパないので違和感しかないです。
東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門で上映された作品ということで観に行ったのですが、とんだ期待外れでした。
もっと取り上げるべき作品は絶対にあるはずなのにこういう映画のために貴重な枠をつぶしてしまっていることに憤りを感じずにはいられません。
このような映画をありがたがり若手監督だからという理由だけで応援するようなことはやめてあげてほしいと思います。
きっと本人たちのためにもならないと思うので。
ダメなところはダメだときっちり言ってあげることの方がはるかに大事だと思うんです。
作る段階できっちり言ってくれる人がいないまま出来てしまった作品だということがはっきりわかる、ある種貴重な作品になってしまっています。
今回観に行って「吉村界人が現場で物を壊しまくるので迷惑」というトークショーでの内田英治監督の発言だけが唯一面白かったです。
柳楽優弥さんが音楽プロデューサーの役で出演しているのですがその役に対する演出も酷く「あぁ、なんかすいません…。」と観ているこちらが柳楽さんに申し訳なさを感じてしまうほどに酷い映画ですので、出ている役者さんのファンで時間を無駄にしてもいいよという人にしかおすすめはしません。
おすすめ度
☆2/10

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