『プリンセスメゾン』最終話生きる 感想/ネタバレ

あらすじ
再び振り出しに戻った幸(森川葵)の家探し。伊達(高橋一生)たちのいるマンションギャラリーも、もうすぐ完売を達成する予定で解散間近。それを知った幸は寂しさを感じ、仕事の忙しさもあって、次第にギャラリーから足が遠のく。幸は近所に出来た新築マンションに住む妊婦と出会うが、妊婦は日々の暮らしに疑問を持ち、幸せそうには見えなかった。そんな時、幸は大家の藤堂紅(渡辺美佐子)の鬼気迫る姿を見かけ、後を追う。
キャスト
森川葵、高橋一生、陽月華、志尊淳、舞羽美海、篠原ゆき子
原作
池辺葵
脚本
高橋泉
音楽
山田勲生、平本正宏
演出
池田千尋
毎週楽しみにしていたドラマがついに終わってしまいました。
しかし終わってみるとそこにあるのは寂しさではなく、彼女らは生き続けているという余韻でした。
1つずつ分け合ったイヤホンの中で流れ続ける、ブルーハーツの終わらない歌のメロディとともに沼ちゃんたちは人生を歩み続けていくのだと思うと微笑ましさしか生まれません。
映画には映画の、連続ドラマには連続ドラマの長所短所がある中で、『プリンセスメゾン』はその狭間を軽やかに乗り越え、それぞれの良いとこ取りに成功している作品だと言えると思います。
本来の映画であればもっとリアリティラインからはみ出ないような設定とキャラクターにすると思うんです。
しかしそこにあえて挑戦し、毎話それぞれ挿入される曲たちや、まるで踊っているかの如く絶えず用いられる手の演出によって早い段階で観客をそのちょっとはみ出たラインに乗せることに成功し、この世界が僕らの日常と地続きであることを表明し続けてくれました。
役者陣もみな素晴らしく、少なくとも近年こんなにものびのびと楽しそうに役者が演じているテレビドラマは見たことがないです。
個人的に陽月華さんという役者を知ることができたことがとても嬉しいです。
(1話目の湯船に浸かりながら東京砂漠を熱唱するシーンから最終話に至るまでずっと素晴らしかった!)
これがもし普通のドラマであったなら、おそらく沼ちゃんが家を見つけて引っ越しをするという最終話になっていたでしょう。
でも本作の結末は、即座に家が決まるわけでもなく、これまでの時間がこれからも続いていく中で、沼ちゃんを含めた周りの人々が確かに成長して生きていくんだということを感じさせるものになっていてとても良かったです。
だってそうですよね、あの沼ちゃんがそんなに焦って家を決めるわけないですもんね!
この結末はこのドラマが沼ちゃんに寄り添い続けてきたことの証明のようでもあり、最終話の正しいあり方だと感じました。
きっとこの作品を思い出す度にこの頃の自分のことを思い出す、そんな大切な作品になっていくと思います。
素晴らしい作品をありがとうございました。
テレビドラマ、映画に限らずこのような作品を世に送り出すことができる制作者たちに光が当たり続けることを心の底から願っています。


毎週楽しみにしていたドラマがついに終わってしまいました。
しかし終わってみるとそこにあるのは寂しさではなく、彼女らは生き続けているという余韻でした。
1つずつ分け合ったイヤホンの中で流れ続ける、ブルーハーツの終わらない歌のメロディとともに沼ちゃんたちは人生を歩み続けていくのだと思うと微笑ましさしか生まれません。
映画には映画の、連続ドラマには連続ドラマの長所短所がある中で、『プリンセスメゾン』はその狭間を軽やかに乗り越え、それぞれの良いとこ取りに成功している作品だと言えると思います。
本来の映画であればもっとリアリティラインからはみ出ないような設定とキャラクターにすると思うんです。
しかしそこにあえて挑戦し、毎話それぞれ挿入される曲たちや、まるで踊っているかの如く絶えず用いられる手の演出によって早い段階で観客をそのちょっとはみ出たラインに乗せることに成功し、この世界が僕らの日常と地続きであることを表明し続けてくれました。
役者陣もみな素晴らしく、少なくとも近年こんなにものびのびと楽しそうに役者が演じているテレビドラマは見たことがないです。
個人的に陽月華さんという役者を知ることができたことがとても嬉しいです。
(1話目の湯船に浸かりながら東京砂漠を熱唱するシーンから最終話に至るまでずっと素晴らしかった!)
これがもし普通のドラマであったなら、おそらく沼ちゃんが家を見つけて引っ越しをするという最終話になっていたでしょう。
でも本作の結末は、即座に家が決まるわけでもなく、これまでの時間がこれからも続いていく中で、沼ちゃんを含めた周りの人々が確かに成長して生きていくんだということを感じさせるものになっていてとても良かったです。
だってそうですよね、あの沼ちゃんがそんなに焦って家を決めるわけないですもんね!
この結末はこのドラマが沼ちゃんに寄り添い続けてきたことの証明のようでもあり、最終話の正しいあり方だと感じました。
きっとこの作品を思い出す度にこの頃の自分のことを思い出す、そんな大切な作品になっていくと思います。
素晴らしい作品をありがとうございました。
テレビドラマ、映画に限らずこのような作品を世に送り出すことができる制作者たちに光が当たり続けることを心の底から願っています。

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