通り過ぎていくもの『エブリバディウォンツサム』

今回はリチャードリンクレイター監督の最新作『エブリバディウォンツサム』をご紹介します。
ヒューマントラストシネマ渋谷にはこのようにでかでかと掲示されていましたよ!
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あらすじ
大学野球部の仲間たちが、新学期が始まるまでの3日間に織り成す人間模様を、懐かしの80’sサウンドに乗せて描き出す。出演はテレビシリーズ「glee」のブレイク・ジェンナー、「ヴァンパイア・アカデミー」のゾーイ・ドゥイッチ、テレビドラマ版「ティーン・ウルフ」のタイラー・ホークリン。
スタッフ
監督
リチャード・リンクレイター
製作
ミーガン・エリソン
ジンジャー・スレッジ
リチャード・リンクレイター
製作総指揮
ショーン・ダニエル
キャスト
ブレイク・ジェナー
ゾーイ・ドゥイッチ
グレン・パウエル
ワイアット・ラッセル
オースティン・アメリオ
原題
Everybody Wants Some
製作年
2016年
製作国
アメリカ
配給
ファントム・フィルム
上映時間
117分
映倫区分
PG12
リチャード・リンクレイター監督が1980年代の大学野球部を舞台に描いた青春群像劇。
70年代の高校卒業式前夜を描いた出世作「バッド・チューニング」の精神的続編とも言える作品で、いつまでもあると錯覚してしまうような青春というまばゆい光を少々品のない世界観の中で、でも誰にでも受け取りやすい温度で描いています。
冒頭からアメトーークでおなじみのマイシャローナがかかり、オープニングタイトルが入る。
そこから中盤までひっきりなしに80年代の音楽が流れ続ける。
それは時に劇中音楽と流れるのではなく、主人公たちの部屋だったり、立ち寄るお店だったり、僕たちが普段生活している世界と同じように日常の中にしっかり溶け込んでいます。
僕はあまり80年代の音楽には明るくないですが、詳しい人はより一層楽しめる映画なのではないかと思います。
僕はリンクレイター監督の『6才のボクが大人になるまで』が大好きなのですが、あの映画の次の作品としてこの題材を選び撮るリンクレイター監督の遊び心が好きです。
かと言って一見ふざけているだけに見えるこの映画も描いてる本質的な部分は6才のボクと変わらないものだと思います。
僕が今作で最も好きなシーンとして学校を退学になってしまうある登場人物がついていた嘘が明らかになるシーンがとても好きです。
なぜだかとても身に沁みてしまいます。
そういう大事なことを何気なく入れる演出がリンクレーターはとても上手い。
きっと登場人物たちはその悲しさにあとから気づくのでしょうね。
それを思うだけでまた沁みてしまいます。
93年の『バッドチューニング』にマシューマコノヒーやベンアフレックが出ていたように今作から大物になっていく俳優もいるかもしれません!
青田買いの想いを込めて見てみるのもまた一興なのではと思います。
ぜひご覧ください!
おすすめ度
☆8/10

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