『冬冬の夏休み』

今回は『冬冬の夏休み』をご紹介します。
あらすじ
台北の小学校を卒業したトントンは、母が入院したため、幼い妹と2人で夏休みを田舎の祖父の家で過ごすことに。近所の子どもたちともすぐに仲良くなり、トントンは田畑を駆け回って楽しいひと夏を過ごす。一方、妹のティンティンはなかなか仲間に加えてもらうことができず、兄たちにいたずらをしたりして過ごしていたが、やがて台北から父親が迎えにきて……。
監督
ホウ・シャオシェン
製作
チャン・ホアクン
原作
チュー・ティエンウェン
脚本
チュー・ティエンウェン
ホウ・シャオシェン
キャスト
ワン・チークアン
リー・ジュジェン
グー・ジュン
メイ・ファン
ティン・ナイチュ
原題
冬冬的暇期
製作年
1984年
製作国
台湾
配給
熱帯美術館
日本初公開
1990年8月25日
上映時間
98分
台湾の名匠ホウ・シャオシェンが、祖父の住む田舎でひと夏を過ごす幼い兄妹の姿を通し、自然の美しさや子どもたちの友情をみずみずしく描いた名作として知られる作品で、今年の5月にリバイバル上映されていたものの見に行けず残念に思っていたもののこの度DVDが出たとのことで早速レンタルして見てみました。
誰もが幼いころに経験したような田舎でのひと夏をそのまま描いていて、台湾という違う国のお話であってもどこか懐かしく感じられる作品でした。 
兄妹の父親役で、『恐怖分子』『ヤンヤン 夏の想い出』などで知られる映画監督のエドワード・ヤンが出演していたようですが前情報を入れていなかったため全然分からなかったです。笑
この作品を見ていて、端々に是枝監督の『奇跡』に似たエッセンスを感じながら見ていたのですが、それもそのはず是枝監督はホウシャオシェン監督のことを敬愛していて監督のドキュメンタリーを撮ったこともあるほどの筋金入りでとてつもない影響を受けているのだそうです。
だからといって是枝監督の作品がホウシャオシェン監督作品の真似事なのかといったらそんなことはなく、
(初期の作品では真似しようという意識もあったそうですが。)
もしかしたら是枝監督の圧倒的な子ども演出の巧みさはこの作品やほかのホウシャオシェン監督映画から学び取り独自の方法論で作り上げられるようになっていったからこそ生まれたものなのかもしれません。
もしホウシャオシェン監督の作品を今まで見ていなかったとしても今作はとっつきやすく入門編としては最適な作品だと思いますし、この作品から始めて浅野忠信さん主演で東京で撮られた『珈琲時好』や『恋恋風塵』などの傑作に出会っていただけたら幸いです。
おすすめ度
☆7/10

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