男の生き様『ジョーのあした』

今回は阪本順治監督のドキュメンタリー映画『ジョーのあした』をご紹介します。
男の生き様を浮き彫りにしていくカッコいいドキュメンタリー映画でした。
あらすじ
元WBC世界バンタム級王者のプロボクサー・辰吉丈一郎を、「どついたるねん」「顔」の阪本順治監督が20年にわたり取材して完成させたドキュメンタリー。95年製作の「BOXER JOE」で辰吉のドキュメンタリー作品を手がけた阪本監督が、以降20年間、当時と同じスタッフで定期的に撮影を続けた。1995年8月、JBC(日本ボクシング・コミッション)のルールにより国内戦が出来ず、海外にリングを求めていた当時25歳の辰吉から始まり、次男・辰吉寿以輝がプロテストに合格した14年11月、44歳の時までの20年間を、インタビューを中心に構成することで、辰吉の人間性やボクシングに対する考え、父と子の絆、家族への思い、親として、ボクサーとしての心境の変化をとらえた。
監督
阪本順治
企画
阪本順治
エグゼクティブプロデューサー
宮川朋之
プロデュース
関本広文
澤尚志
キャスト
辰吉丈一郎
製作年
2015年
製作国
日本
配給
マジックアワー
上映時間
81分
「もし生まれ変わっても辰吉でありたい。だっておもろいもん。」
そんな言葉から始まるこの映画には男・辰吉丈一郎の生き様が溢れています。
阪本順治監督の一緒の時間を積み重ねたからこそ聞ける鋭い質問いよる対話の数々は穏やかなように見えて、少しの緊張感を感じさせる時間でした。
中でも僕の印象に残っているシーンは帝拳ジムを離れた後のインタビューで、
「小さなことからコツコツやっていくんですよ。いつか花咲くために。」と
子どもやおばさんたちがボクササイズをやっている横でひとり黙々とトレーニングに励む姿がなぜだか妙にグッときて印象に残っています。
僕自身そんなに辰吉丈一郎さんのことを知らなかったので、知っている人が見たらもっと面白く見られるだろうし、グッとくるポイントがたくさん詰まっていた映画なんだと思います。
それでも、知らなくても時代を経て歳を重ねて白髪交じりになっていって、子どもたちも立派に育っていった姿を見るだけでも十分価値のある映画だと思います。
引退を撤回した時の、「満足のいく瞬間とはどういうときなんですか?」という阪本監督の問いに「満足したいから続けているんや」と答える辰吉丈一郎。
満足できる瞬間が訪れるのか、これからも追い続けたいと思います。
おすすめ度
☆7/10

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