ホラー映画の顔をした青春映画『イットフォローズ』

今回は洋画のホラー作品『イットフォローズ』を紹介します。
純然たるホラー作品かと思って見に行ったら意外や意外、これがまた青春映画の傑作としても見られる素晴らしい作品で、ホラー映画の懐の深さに感心させられた1作でした。
あらすじ
捕まった者に死が訪れる謎の存在=「それ」に付け狙われた女性の恐怖を描いたホラー。ある男と一夜を共にした19歳の女子大生ジェイ。しかしその男が豹変し、ジェイは椅子に縛り付けられてしまう。男はジェイに「それ」をうつしたこと、そして「それ」に捕まったら必ず死ぬことを彼女に告げる。「それ」は人にうつすことができるが、うつした相手が死んだら自分に戻ってくるという。ジェイは刻一刻と迫ってくる「それ」から逃げ延びようとするが…。
監督
デビッド・ロバート・ミッチェル
製作
デビッド・ロバート・ミッチェル
製作総指揮
ジョシュア・アストラカン
脚本
デビッド・ロバート・ミッチェル
撮影
マイケル・ジオラキス
キャスト
マイカ・モンロー、キーア・ギルクリスト、ダニエル・ゾバット、ジェイク・ウィアリーヒュー、オリビア・ルッカルディ
原題
It Follows
製作年
2014年
製作国
アメリカ
配給
ポニーキャニオン
上映時間
100分
映倫区分
R15+

本作は『アメリカンスリープオーバー』の新鋭デビッド・ロバート・ミッチェルによる長編2作目となる監督作品で、低予算ながら斬新なアイデアでクエンティン・タランティーノから称賛され、全米で話題を呼んだ作品です。
タランティーノが良いと言えば信頼できるみたいな風潮がここ最近あるんですよね。笑
傑作青春映画『アメリカンスリープオーバー』の形式をそのままホラー映画に移行したような、それでいて作品の軸はぶれることなく、ホラーとしても青春映画としても水準の高い点においてとても優れた作品だと思います。
ただ、そのためにホラー映画がとても苦手でどうしても見られないという人には届かない作品になってしまっていることが凄く残念ではありますが…。
まず設定がとても新しく、思春期特有の衝動をホラーの火種に設定することによってとても青々とした話として展開することができるということに驚かされました。
発想力だけでこの映画は成功していると思いますし、
それだけではなく映像、音楽、美術などすべての点においてこの映画のレベルは高いです。
お金がかからなくても、有名キャストが出ていなくても、存分に面白いものは作れると教えてくれる素晴らしい映画だと思います。
終盤でプールに「それ」をおびき寄せる点もヴァンパイア映画の傑作『ぼくのエリ』を想起させるとてもスリリングな展開で良かったです。
ラストシーンにおいて後ろに歩いている「それ」は若者の将来への不安を表しているようでもあり、独特な余韻を味わうことができる映画です。
『イットフォローズ』はDVDでレンタルできますのでぜひご覧ください!
おすすめ度
☆9/10

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク