心が揺さぶられる映画『ゆれる』

今回は『永い言い訳』が絶賛公開中の西川美和監督の『ゆれる』をご紹介します。
この『ゆれる』という作品はとても思い入れの強い作品で僕を映画というものに強く引き込んだ作品でもあります。
あらすじ
「蛇イチゴ」(03)でデビューを飾った西川美和監督の第2作。東京で写真家として気ままに暮らす猛(オダギリジョー)が、母親の一周忌で久しぶりに帰郷。猛は家業を継いだ兄の稔(香川照之)と幼なじみの智恵子とともに近くの渓谷へ行くが、智恵子が吊り橋から転落してしまう。智恵子の近くにいた稔が逮捕され裁判となるが、そこで猛は今まで見たことのない兄の姿を目の当たりにする……。
監督
西川美和
企画
安田匡裕
是枝裕和
プロデューサー
熊谷喜一
原案
西川美和
キャスト
オダギリジョー、香川照之、伊武雅刀、新井浩文、真木よう子
製作年
2006年
製作国
日本
配給
シネカノン
上映時間
119分

僕が初めてこの作品を観たのは高校生の時でした。
茨城県の片田舎のシネコンでかかっていたこの映画をなぜか気になって観てみたのです。
当時映画には疎かった僕ですが、ここにはリアルを超えたなにかが映っているとそう思わされてしまいました。
それがなんなのか知りたくて、僕はその後映画や芝居に狂っていくことになってしまったのですが、その話は機会があればまたしようと思います。笑
僕はこの映画のテーマは「信じること」だと思います。
たとえ幼い季節をともに過ごした兄弟といえど今のその人がどういう人かまではわからない。
それでも信じ続けることができるのか…。
オダギリさんの台詞の中に
「だってあの兄貴だぜ?」
というような台詞があります。
でもその兄貴とは幼い頃のその人であって、大人になってからどんな人生を歩んできたのか詳しい部分まではわからない…。
そこから現在の兄貴を知るにつれて心の中に疑惑が広がっていってしまうのです。
男兄弟の絆というのは国を問わず映画のなかで特に強固なものとして描かれることが多いですが、
この『ゆれる』は日本的な男兄弟の描き方がなされている映画だと思います。
西川美和監督初期の傑作です!
ぜひご覧いただければと思います。
おすすめ度
☆9/10

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