キャラクター軸の貫き方映画『少女』

今回は先日観てきた『少女』という映画について書こうと思います。
この作品は昔原作小説が出たときに購入して読んでいたのであぁ、あの話か…。
なんて思いながらも、実際は内容をほとんど覚えていなかったのですが、
とりあえず観てみるか。くらいの軽い気持ちで観に行きました。
結果、あまり出来の良い作品とは思えませんでした。

20161017011641854.jpg

あらすじ
「告白」などで人気の作家・湊かなえによる同名小説を、本田翼&山本美月の共演で映画化。「しあわせのパン」「繕い裁つ人」の三島有紀子監督がメガホンをとり、「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を抱える2人の女子高生がそれぞれ過ごす夏休みを描く。高校2年生の由紀と親友の敦子は、夏休み前に転校生が親友の死体を見たと話すのを聞いて以来、自分も人の死を目撃してみたいと思うように。そこで由紀は小児科病棟でボランティアをはじめ、余命わずかな少年たちと仲良くなって自らの欲望を満たそうとする。一方、陰湿ないじめに遭い生きる希望を失いかけていた敦子は、誰かの死を見れば生きる勇気を取り戻せるのではないかと考え、老人ホームでボランティアをするようになる。知的でミステリアスな由紀役を本田が、天真爛漫だがいじめのせいで過度の不安症を抱える敦子役を山本が演じる。
監督
三島有紀子
原作
湊かなえ
脚本
松井香奈
三島有紀子
企画プロデューサー
森川真行
キャスト
本田翼、山本美月、真剣佑、佐藤玲、児嶋一哉、稲垣吾郎
製作年
2016年
製作国
日本
配給
東映
上映時間
119分

元々原作小説を読んだ時点であまり面白いと思えなかった記憶があって。
なにせ湊かなえさんが、あの傑作ミステリー小説「告白」の次の作品として書かれたものでしたから、
期待値は当然アゲアゲだったわけです。
でも内容も描き方もこれといって特に面白いところはなくて。
こうして映画として改めて観てみるとやはりお話自体が面白くないよなーと思うんです。
でもまぁそれは正直どうでもよくて。
この作品において決定的にダメなのは芝居の演出だと思うんです。
そして特に本田翼さんの役の演出が圧倒的に不足していると思いました。
本田翼さんが不憫に感じられるほどに。
冒頭の少々オーバーなキャラクターと終盤の本田さん本人に近いようなキャラクターを貫く軸が通っていないんですよね。
本来監督がやらなきゃいけない最も重要なことってそこの軸を通すことだと思うんです。
でも今作品で監督が力を入れていたのはそこの演出ではなく、画としての気持ち悪さみたいな部分だったように思えてしまいました。
ちゃんと演出してあげないと役者さんが可哀想だと思います。
見ていてとても辛かったです。
と、なんやかんや言っていますが中盤以降は見れなくもないですし、
僕が役者として好きなアンジャッシュの児島さんや今年世間を賑わせているSMAPの稲垣さんは好演していると思います!
あと、まぁなんと言っても本田翼さんと山本美月さんが二人並んでいるという画は美しくて悪くないんだよなぁ…。
それを見るだけでもこの映画に価値はあるのかもなぁ…。
おすすめ度
☆5/10

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク