ネットドラマの自由度dtvオリジナルドラマ『裏切りの街』

『何者』が正直期待に反して納得のいかない出来だったのでじゃあこれならどうなんだ!とdtvで配信されている何者と同じく三浦大輔監督作品『裏切りの街』を観てみました!
するとこちらこそ三浦大輔の良さを存分に発揮した傑作だったのでご紹介させていただきます!

あらすじ
変化のない日常を送る平凡な専業主婦の橋本(寺島しのぶ)は、15歳も離れた年下男性の菅原(池松壮亮)と出会う。
彼には同棲している恋人が、彼女には旦那がいることを互いに知りながら、はっきりした目的もないままに中央線沿いの狭い街の中で逢瀬を重ね、遂には体をも重ねていく。
終わりのない空虚な現実から逃げるようにして、身を寄せ合う二人の逃避行。しかし、ある出来事をきっかけに揺らぎ始める二人を待ち受けていたのは、あまりにも非情な現実だった…。
監督・原作・脚本
三浦大輔
主題歌
銀杏BOYZ
キャスト
池松壮亮、寺島しのぶ、中村映里子、落合モトキ、駒木根隆介、田口トモロヲ
製作年
2016年
製作国
日本
配給
エイベックス・デジタル
上映時間
132分
映倫区分
R15+

三浦大輔といえばポツドールという下世話な内容から人間の本質を描くような演劇で名を馳せ、現在は舞台演出とともに映画監督も務める才能溢れる方なのですが、
今回の裏切りの街は演劇で培ったものを映画に昇華させた傑作だと個人的に思いました。
裏切りの街は元々舞台作品として上演されたもので、舞台作品からの映像化という意味では『愛の渦』と同様の道筋なのですが、
『愛の渦』はひとつの部屋の中だけで展開する舞台的なアプローチだったのに対し『裏切りの街』は部屋を飛び出し、頻りに登場するJR中央線の沿線の風景とともに「映画」として確かな実感を得た作品になっていると思います。
といっても本作は映画ではなくドラマとして制作されたものなのですが、近年のネットドラマの制作体制の自由度はとても高く、
映画、ドラマの垣根を越えてクオリティの高い作品を作るのにとても適した場所になりつつあります。
本作も作品のクオリティが認められてこの度劇場公開が決まったんだそうです!
ドラマだからなー…などと穿った見方をせずにぜひ見てみていただければと思います。
そしてより多くの才能ある演出家たちが作りたいものを自由に作れる場としてネットドラマがもっと広く認知されていけばきっとみんな幸せなんです。
少しずつ変わっていけばいいな。
おすすめ度
☆8.5/10

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