エグみの足りなさ映画『何者』

本日は映画『何者』を観て参りました。
元々直木賞を受賞した原作小説がとても好きだったもので、これは初日に観に行かなくては!と思い今回馳せ参じました!
しかし、結果は…
率直に言ってとても惜しい映画だったと思います。

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あらすじ
「桐島、部活やめるってよ」の原作者として知られる朝井リョウが、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した「何者」を映画化。就職活動を通して自分が「何者」であるかを模索する若者たちの姿を、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之という豪華キャストの共演で描いた。監督・脚本は、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「愛の渦」といった映画でも高い評価を得ている演劇界の鬼才・三浦大輔。演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。22歳・大学生の5人は、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就職活動に励むが、人間関係は徐々に変化していく。
監督
三浦大輔
原作
朝井リョウ
脚本
三浦大輔
企画
川村元気
製作
市川南
キャスト
佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之
作品データ
製作年
2016年
製作国
日本
配給
東宝

みなさんはtwitterはやっていますでしょうか?
この映画のキーになるツールの一つとしてtwitterが出てきますので、twitterとはなんなのか?くらいは最低限理解した上で鑑賞することをお勧めします。
本作の監督三浦大輔はこの作品のための勉強として撮影前からtwitterを始め現在も続けているのですが、
その成果かtwitterの描き方はとてもうまく描けていたと思います。
ある終盤のtwitterを活用した展開の仕方は、演劇畑出身の三浦大輔監督の演劇的演出と映像的演出が混ざり合って、この展開を見るだけでも十分三浦大輔節を堪能できると思いますし、
主人公が演劇をやっていた就活生という役どころなのですが、それに付随して描かれるつまらない演劇人たちの描き方が毒っ気に満ちていてとても好きでした。
ただ、本作は若手俳優スターキャスト映画と言ってもいいぐらいに近頃の売れ線俳優を起用しておきながら、
それぞれの役の描き方が薄いというか、残らない形になってしまっていてその点はとても残念でした。
正直なところ三浦大輔監督ならもっと各役者の芝居を引き出してくれると思ったのですが…
三浦大輔監督特有のエグみみたいなものを見せて、もっと深いところまで行ってくれていれば、傑作になっていたのではないかと思います。
とはいえ原作の悪意のエッセンスを存分に抽出した映画であることは間違いないので興味のある方はぜひご覧ください。
おすすめ度
☆6/10

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